ワーディゲートパークの沈黙 公演情報 メガバックスコレクション「ワーディゲートパークの沈黙」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    【B観劇】どこまでが本当で、どこからが嘘なのか
    良く言えば奇抜な、悪く言えば奇をてらったストーリー。
    上演時間約100分。

    ネタバレBOX

    一言で言うと、夢落ち的な物語であった。

    芝居が始まって最初の頃、娘エデンの「私は事実が知りたいの」という
    セリフがあった。
    「あれ?」という違和感と共にこのセリフに深い意味を感じ、
    この物語のおおまかな結末が想像できた。

    物語は場面、場面をみればなかなか面白い。
    ただ、全体を通してみた場合、なんだか展開に一貫性がないように
    思えてしまった。
    物語と物語を無理につなぎ合わせたような・・・。
    役柄の性格もそうだったし。

    物語の中に惹き込まれそうになる度に、現実に引き戻されるような
    展開といったら良いのかな。

    遊び心いっぱいで楽しいところもあるけど、個人的にはちょっと
    やりすぎ感があったように思えたかな(笑)。

    役者陣については、新行内啓太さん、大里冬子さん、前川史帆さんが
    上手い!安心してみていられた。
    特に前川さんは役柄に応じて別人になりきる、幅の広さを感じた。

    エデン役の岡山優花さんは、セリフの間の取り方が良いのが印象的で
    不思議な存在感を感じた。

    ゴシック王子役の川内優花さん、イザベラ役の本橋舞衣さんは、
    役のイメージにぴったり合う表情の芝居が、印象的だった。

    マーシー役の杉本絵利香さんは器用に卒なく演じている感じがした。

    ザグル役の垰田義博さんは、素朴な雰囲気がこの芝居に合っていたのだが、私が観劇した時はセリフを数回噛んでしまったのが残念だった。

    そういえば、会場客席への誘導を主宰の滝一也さんが行っていた。
    なんだか得した気分がした(笑)。

    最後に、「アリスのいる部屋」を観劇した時もコメントしたのだが、
    かもめ座は国道が近く、騒音がうるさいので、比較的静かなメガバの
    公演には適していないように思える。

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    2013/12/22 23:36

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