満足度★★★★
20日マチネ観劇
声のグルーブが気持ちよかったなあ。
時に主旋律を食っちゃうほどパワフルなオブリガードのコーラスが好き。
普通のオペラでの『ラ・ボエーム』上演は観たことがなく作品自体はあまり知らなかったんだけど、こういう「フィクションの可能性を信じてる」っていう力強さのある作品だったんだなあ、と。
元の編曲を知ったうえで観てたら、もっと楽しめた部分もありそう。
ただこれは仕方ないことなのかもだけど、「あっさり終わりすぎ・・・」ってなことは若干思わなくもなかったかも。
テーマとして重点を置きたかったであろう「結核」もお話の中でそこまでビビッドには感じなかったし、もうちょっとこの集団の味が活きる演目ってのもあったんじゃないかなと。
あと音響はもうちょっとどうにかできなかったのかなーと。
特にパーカッション、サウンド的に美味しい部分が全部上の空間に逃げちゃってた気がする。音響反射板吊るすなりなんなりの工夫で、もう少し音を近くに感じたかった。