満足度★★★★
アフターイベントに(僕が)救われた気分
今回の作品の設定からPVからどれもこれも自分にはドストライクで
「これをボクラ流でやったら面白くならない訳ないでしょ!」
と思っていた作品。
しかし、、、運良く取れた前の席の椅子が低くて硬い時から
「もしかしたら…」って予感してたんです。
開場から実際開演まで少し伸びて30分ぐらい、
そして開演してから10分そこらでとにかくお尻と脚が痛い
(情けない話ですが椅子が硬いのか低くて姿勢が良くないからか)。
宣伝チラシの「サスペンスファンタジー」の謳い文句が、
最初のシリアスシーンからどう展開していくのかにワクワクしながらも
とにかく痛みに耐え続ける3時間でした。
悲しいかな、とても情熱的な若者が初めて---(ネタバレ禁止)な
シーンに、気持ちを重ねたいけどとにかくお尻が痛い。
座るポジションをずらせばよかったんだろうけど、
あの椅子だと下手に動くとお隣さん達に迷惑がかかると思い
それがまた裏目に出て、
物語は頭に入るけど、気持ちの方が全然込められなかった、
そんな情けないかな、悲しい観劇3時間弱でした。
(目の前では必死の演技と「この場面の表現に入れるか!」という
ドハマリのダンス/無声芝居といつも(もしかしたらいつもより?)
かっこいい殺陣と
BGM(色々なシーンの表現にいつもより多用してた気が?)、
という最高にこだわった演劇が展開されていたのに・・・)
と、大波乱の物語の終わりまで「次の観劇回こそはちゃんと観よう」と
そういうマイナスの気持ちでいたんですが、
アフターイベントでローズインメニーカラーズさんと
(OVER SMILEに続き2回目の)無声芝居+生歌の掛けあわせ、
これが観れて(僕が)救われました。
観劇中のこのシーンを思い出し、あの場面で受けたショックと
演者さんと気持ちを重ねて驚きや悲しい気持ちになったのと
いろんな想いをちゃんと感じていたのが思い出せました。
それからはアフターパンフレットを眺めつつ、
自分がどういう気持で物語を観ていたか、
だんだんと想い出せてきたから不思議です。