満足度★★★
段差くらい・・・
祖母の容貌の意図が分からない。ゆえに初っ端から劇世界に入るのを拒まれた感じ。若い頃を思い出してるだけというなら配役含めて手抜きだろうし、違う意図があるならそれを明確にしてほしかった。家系を説明する台詞があり確か当パンにも書いてあったがそれが取るに足らぬことになってたことは作者の思いが芝居に乗らなかったことを明かす。私には寧ろ男性陣の方がよく描かれてたように思えた。夫、弟、隣人、不倫相手・・・みんなダメ人間で、果たしてこの作者はダメ人間あるいは男を描くのが巧い(役者の巧さもあるが)と思った。段差無しの2列目からは前方客の頭が主役だった。