満足度★★★★
最終日観劇
気になっている役者さんに見つめられたら、恋に落ちそうなもんだが、ここに出てくる人達と視線を合わせたら、第六感と薄気味悪さが研ぎ澄まされそうな感覚に陥りそうだ。
人間関係や日常の因習が構築して破壊して、生み出し増幅し、成長し続けたような展開というか。
劇場内の空調やスタッフの動きを見ても何かあるのでは、と訝しさが包みこんでそれすらも興味深く、ホラーで不条理世界な舞台だった。
90年代末期〜00年代隆盛だったJホラー映画を思い出した。
縦横無尽に這いずり動きまくりながらも存在を消した手塚とおるさんが見事。
円形であの動きなら他の劇場ではどんな演出になるんだろう。