満足度★★★★★
会話劇もイケルのね!
まだ3作品しか観ませんが、池亀さんの世界観が私に合っているのかポップでファンシー、ダンスや音楽はカッコいい、キャッチーな笑いと爽やかな感動?…とにかく可愛いらしい劇団て印象のぬいぐるみハンター。
でも今回は…雰囲気ぜんぜん違ってました。
一人の天才と部活仲間たちの過去から未来、40年間の物語。
2005年、某大学のワンダーフォーゲル 部の部室。伝統である4年に一度のエベレスト登山へ向かおうとする部員たち…。
間抜けな理由で中止になると、浮いたお金で起業しようと天才児大学生カンベちゃんが提案。大学生が部活の仲間とIT企業を設立し運営して行く40年間のお話の中での青春群像が中心。辞めたり揉めたり喧嘩したり。口説いたり、付き合ったり、奪ったり、乗り換えたり、別れたり。
2045年、年老いたみんなから元天才児カンベ社長へのバイバイ。
小さな空間で簡素な舞台美術。映像も、派手な歌やダンスも無し。群唱もあるとても演劇的な会話劇。こうゆう感じもいけるのね…伸びしろあるなぁ、この劇団。そして滑舌が日本一?悪い俳優(チョココロネ→チョココドネ)いのまー部長がカッコいい♪舌足らずなのにカッコいいてどーゆーこと?荒川良々さんのように滑舌の悪さを味わいにして頑張って貰いましょう。客演無し、新人含めてオール劇団員。チケットも¥2500。大学生高校生は¥1500/¥500と安いのも凄く良い。拙さや荒らさ、この価格で文句は言いません。この6倍以上で眠くてお尻痛い舞台、挙げたらきりがないですもの。CP的に大満足です。