満足度★★★★
池亀演出の真骨頂的な軽快さ
39年にも及ぶ友人関係を80分弱に圧縮。
しかもその間のエポックメイキングな出来事ではなく、ごく日常的な1コマを見せてそれがいつのことだったかを付加するスタイルが独特。
いわば「今」と「昔」のRe-mixで、軽快なテンポは池亀演出の真骨頂。
冒頭場面は実はかなりの年齢なハズなのに老いているようには見えず、その後の各場も年齢を示す演技がないのことに関して批判的な感想も散見されるが、長期間に亘る友人関係においては気持ちは変わらないとの表現ではないかしら?
満足度★
下北沢でやるレベルじゃない。
内容ゼロ♪何も感じない♪ポップな見た目の若い子がコロコロ動くうちに話が終わる劇♪体は使えているけど、芝居は平坦♪セリフは声に頼りっぱなしの棒読み♪これで役者とか笑えるってレベル♪ウケてる部分は内輪っぽい空気をすっごく感じた♪
満足度★★★★
静と動
前作「ベッキーの憂鬱」とはうって変わって、机を囲んでの会話劇。動きが無い分、劇団員の力量がモロに伝わって来て、惹き込まれる舞台だった。静と動を巧みに操る演出も良かった。
満足度★★★★★
会話劇もイケルのね!
まだ3作品しか観ませんが、池亀さんの世界観が私に合っているのかポップでファンシー、ダンスや音楽はカッコいい、キャッチーな笑いと爽やかな感動?…とにかく可愛いらしい劇団て印象のぬいぐるみハンター。
でも今回は…雰囲気ぜんぜん違ってました。
一人の天才と部活仲間たちの過去から未来、40年間の物語。
2005年、某大学のワンダーフォーゲル 部の部室。伝統である4年に一度のエベレスト登山へ向かおうとする部員たち…。
間抜けな理由で中止になると、浮いたお金で起業しようと天才児大学生カンベちゃんが提案。大学生が部活の仲間とIT企業を設立し運営して行く40年間のお話の中での青春群像が中心。辞めたり揉めたり喧嘩したり。口説いたり、付き合ったり、奪ったり、乗り換えたり、別れたり。
2045年、年老いたみんなから元天才児カンベ社長へのバイバイ。
小さな空間で簡素な舞台美術。映像も、派手な歌やダンスも無し。群唱もあるとても演劇的な会話劇。こうゆう感じもいけるのね…伸びしろあるなぁ、この劇団。そして滑舌が日本一?悪い俳優(チョココロネ→チョココドネ)いのまー部長がカッコいい♪舌足らずなのにカッコいいてどーゆーこと?荒川良々さんのように滑舌の悪さを味わいにして頑張って貰いましょう。客演無し、新人含めてオール劇団員。チケットも¥2500。大学生高校生は¥1500/¥500と安いのも凄く良い。拙さや荒らさ、この価格で文句は言いません。この6倍以上で眠くてお尻痛い舞台、挙げたらきりがないですもの。CP的に大満足です。
満足度★★★★★
っていうのが、僕の2013年11月17日。
前作、『ベッキーの憂鬱』を観て一発にファンになった僕は、あらゆる嫌なことをあっちこっちに放り投げ下北沢「楽園」へ。そして観劇/感激。100点。最高だった。
前作は不在の交換留学生ベッキーを廻る物語であったが、今作は在しているけど在していない神戸ちゃんを廻る物語。どちらも核にあるのは、そもそも最初からあらゆる意味で到達不可能性を「授けられちゃっている」人間の悲しみ、切なさ、ほんのりとした同情。
神戸ちゃんの天才児(しかし元天才児となる)がゆえの圧倒的な「孤独」。それを抱きしめることの出来ない、大人なはずの仲間たち〔僕ら〕。それもそのはず仲間たち自身が仲間たちとすら理解し合えていない、「圧倒的な」すれ違い。
でも、僕らはなんとなくそれでもうまくやっていけている。困った時にはハッピーバースデイ。誕生日には僕らはつながることができる。だってそれは「誕生日」。だから、ハッピーバースデイ。魔法の合い言葉。
でも、「ハッピーバースデイ」で世界に花が咲くわけではない。本質的な所で僕らはわかり合えないという、「授けられちゃった」孤独。だから、もう地球の軌道を「グイッと」変えちゃうくらいのことをしないと。神戸ちゃんだって努力した。降りてきた。IQ低めな方へ。でも、ダメだった。誰も気づかなかった/気づけなかった。でも、それは「授けられちゃっている」人間が初めから持っている悲しみ、切なさ、だからこそほんのりとした同情を僕らは抱く。
前作とは全く別テイストでありながら、「楽園」という場を見事に使い切ったそのパフォーマンスには見事!の一言。とりわけラスト「雨にぬれても」のシーン。見事な「場の共有」の発露。だから「バイバイ」〔さようなら〕もできる。
ぬいぐるみハンター渾身の傑作と評価したい。
満足度★★★★
ちょっと刺激が足りない
今作は神戸アキコに集中しすぎてて今迄と少し違う雰囲気であった。勿論、神戸を軸に展開するのはいつものことだが、浅利ねこや猪俣和磨が効いていない。今までは、それぞれにぶっ飛んでたのに今回は神戸対その他。ちょっと刺激が足りない。
満足度★★
普通に
面白いともつまらないとも、要するになんとも思わないような劇でした。お話のバランスも、整合性も悪く、結局なにがなにやらになってしまったのが残念です。
満足度★★★
久々に見ました
こちらの劇団の観劇は三回目、前回見逃してしまったので、今回は絶対見るぞと意気込んで足を運びました。
台詞の選び方がユニークで、台本そのものが面白かったです。
ただ、大勢が一気に喋るシーンが大きく、何を聞けばいいのか、どこを見ればいいのか、そもそもそのシーンに意味があったのかすらよく分からなくなり、だんだん苛々してきてしまいました。
神戸さんの演技(役)は、いい意味でとても異質で、終始興味の持てるものでした。
また、浅利さんは津天真爛漫な役しか見たことがなかったのですが、今回のような役も個人的に好きでした。
猪股さんの芝居も好きなのですが、周りの滑舌が良い分気になってしまいました。
他の皆さんの個性が立ってくると、一層濃いものがみられる気がします!
満足度★★★★
毒気
毒気があり、なるほどこのキャパの会場なわけだ。アクが強く、神戸ちゃんがどこまでアドリブだかわからないほど。たまにはコアなファン向けの作品もよい。
満足度★★★★★
神戸ちゃんは地球だ
舞台装置はシンプルで、照明もシンプル。前回のベッキーの憂鬱とは全く違った。が、前回よりも私は面白く感じた。
すごく合わせるのが難しいであろうきっかけで役者たちの動きが組み合わさっていたのは、素晴らしく感じたし、勉強になった。
満足度★★★★★
ネホリーとハホリー☆
(^^)/
面白かったです!
9人の会話劇なのだが、
動き・躍動感・テンポの良さ、
などで 「会話劇以上の会話劇」になっています!
知的な笑い、ナンセンスな笑い、
じんわりくる笑い、ドタバタな笑いと、
ツボる箇所がいっぱいの舞台です。
観劇日記をブログに書きました。
満足度★★★
意外に壮大で長い年月のお話
神戸さん対8人の会議劇って感じですね。
ワイワイ、ガヤガヤ、そんな中でも個々の交流などをチョコっと挿入
テーブルだけのセットでも賑やかに、楽しく展開していきます。
最後は「許し」がテーマなのかな?優しい終わり方で可愛らしい作品。
爆発的な魅力には欠けるけど、こんなのも悪くないですね。
満足度★★★
神戸サンに頼りすぎ感が・・
序盤に神戸サンが突っ走ってかき回して笑いを取りにいき、どのように物語が膨らむのか見守りながら観ましたが、・・・・結局、舞台に奥行きが出ないままお仕舞いに (o´_`o)
満足度★★★
苛立たしさ
IQ200の天才が、飛び級で大学に入学。ワンダーフォーゲル部に入ったが、ワンゲル部には4年に1度エベレストにチャレンジするという伝統があった。在学中に1度は行ける、という配慮からである。然し、天才が足を挫いて泣き止まず、結局、飛行機に乗り遅れて、この計画はポシャッてしまった。だが、天才君、部費を元手で起業を提案。社員はワンゲル部員達だ。
満足度★★
厳しい内容
ぱっぱっと何となくテンションの高いシーンを詰め込んだ中身の無い芝居でした。個別のシーンも間やボケツッコミを作り込んであるというよりは、わーわー騒いで明るいだけなので、ずっと見てると飽きます。30分もしないうちに尻が痛くなりました。
満足度★★★★
相変わらず
テンポのいい芝居、会場の狭さで疾風感はなかったですが、再始動の頃の雰囲気を感じました。 込められたメッセージもタイトルのようなコトが起こらないと変わらない状況をミクロでマクロを語るように感じさせてくれていると思いました。