【千秋楽当日券ございます】値札のない戦争 公演情報 劇団印象-indian elephant-「【千秋楽当日券ございます】値札のない戦争」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    戦争を利用する側の話
    二つの国を巡る大人の寓話。

    ネタバレBOX

    一国一核となった世界では戦争が無くなったそうです。切り札の核弾頭を一回使うともう使えないので対立が生じたときに慎重に対処するということでしょうか。そんな世界で、月国と星国が雨島を巡って対立します。月国が日本、星国が韓国という構図でした。

    戦争が無くなって失業中の星国の戦場カメラマンの捏造写真が元で対立がエスカレートしていき、核シェルターとミサイルを製造している星国の会社がより強い矛と盾を交互に作りながらせっせと儲けるという大人の寓話。

    ほこ×たてがヤラセだということに月国の人も星国の人も気付くべきでした。

    自分やごく親しい人の生命や財産に悪影響がない限り、雨島の所有権を主張し続けるというのは至極当然で、このままでは解決する見通しは立ちません。

    戦争を愛していたのか、失業中ではなくて廃業であるべきだったという戦場カメラマンの言葉は印象に残りました。

    そして、お金こそが人の気持ちを引き出すことができる、即ち人の気持ちを写すことができる一番のカメラだという事務所の男の言葉も凄い名言でした。

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    2013/10/29 10:03

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