伝説の男 公演情報 三田村組「伝説の男」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    生きるということ
    小屋に入ると、観客はいつもの年齢層とちと違う!
    たぶん、三田村が長いこと芝居をやり続けている所以だろう。
    観客はきっと、ずっと観続けているのだ。


    そう感じさせる内容の濃い充実したお芝居でした。



    とにかく笑える!(^0^)
    登場するキャラクターがハンパないのだ!

    そうして・・終盤ではホロリ・・。とさせられる場面も。


    以下、ネタばれBOXに。。


    ネタバレBOX




    レトロ感溢れるセットが素晴らしいです。
    劇中、メロンの種を埋めるシーンがあるのだが、土も入れてありました。


    小説家を目指してコンテストに応募し続けている男が居る。
    重十郎の傍には、常に若かりし頃の重十郎が見守る格好で話しかけたりしながら付いている。

    この若かりし頃の重十郎は現在の重十郎しか見えない。
    このふたりの会話が絶妙です。


    若かりし頃の重十郎演じる、正村 嘉浩(FINE BERRY)が自然で気負いがない。
    非常に素晴らしいです。



    まったく売れずにいた貧乏小説家をずっと支え続けていた和代はある日、突然、金持ちの男と結婚する。と言い実家に帰ってしまう。

    一人になった重十郎は30年間パッとせず、やがてホームレスになって、病気を患い、死を直前に控えるが、ホームレス仲間や売春婦の純子らがきっかけとなり、出版社から依頼を受ける。

    しかし、この出版社は詐欺だった事が判明するが、やっと夢が叶ったと喜んでいる重十郎に仲間達は本当の事を言えない。

    そこで、みんなでお金を出し合って製本しようという事になり、それぞれがお金を作る為に奮闘し、やがて製本する事が出来る。

    重十郎はとても喜び、「夢を追っかけていた頃の俺をずーっと支えてくれてさー、感謝してるんだよなー、30年前の事。」と懐かしむ。


    昔の彼女に手紙を出すが、新たな事実が発覚する。

    彼女は30年前に白血病を患い重さんの夢を邪魔したくないから、金持ちと結婚すると嘘をついて実家に帰り、そのまま入院し、亡くなった事が解る。



    重十郎は、

    「彼女の墓が山の上にあって見晴らしのいい所だった。遠くにぱぁーって海が広がってて・・。いつも元気で病気だなんて全然思わなかった。いつも明るくてさ・・。全然、気が付かなかった。彼女と約束したから・・、最後までやりきるって。我武者羅にやれば何とかなるもんだな、もっと初めから我武者羅にやってたら俺の人生もどうにかなってたかなぁ・・。でも最後までやった・・。最後の最後に幸せだった。本当にありがとう・・。」

    と、一冊だけ売れた本の代金で買った焼酎を飲みながら、幸せそうに息を引き取るのだ。。



    下町のホームレス仲間や売春婦達の人情物語。

    「何百年後でもいいから、この本がいつか認められて、重さん、伝説の男になるといいよなぁ・・。」




    非常に素晴らしいです。
    どんだけ笑わせんの!と訴えたいほど佐久間 淳也(FINE BERRY)の土下座には、泣きながら笑った!(^0^)

    全員が主役的な存在です。
    どれも素晴らしい。




    夢なんか持つから、人生は、苦しい。
     でも、夢のない人生なんて、生きることも出来ない。

    4

    2008/06/06 09:48

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  • おーじ>
    『炊き太郎』はご飯を炊く釜のようなものですよ。
    ちっさいサイズで、一合~二号を炊けます。

    >あ、ハイ・・、バンダナ、女、豹柄・・、ですか・・?
    なんかよくわかんないっすけど・・。


    解らなくていいのよ。
    それぞれ、頭の中で描いてる風景のキャパが違うのだから。(^0^)


    本日も観劇!


    2008/06/07 10:07

    ハイ、どうか気兼ねなく、思う存分飛んでください・・。
    いつも崇拝しておりますので・・。

    ええ、ご飯ですか・・。
    今週はずっとお出かけ週間でしたのでずっとサボってますが、ご飯、できる状況なら、なるべく炊くように心がけてますよ・・。
    『炊き太郎』・・ですか?
    炊飯器?、お米の種類?・・
    スミマセン、知らないっす、それ・・。

    あ、ハイ・・、バンダナ、女、豹柄・・、ですか・・?
    なんかよくわかんないっすけど・・。
    みささまの中には鮮明な情景が広がってるんでしょうね・・。

    そのユニークな発想は、相変わらず楽しませてくれますね・・。

    2008/06/07 01:37

    おーじ>
    素晴らしかったです。はい。とても満足しました。

    お褒めのお言葉、恐れ入ります。
    むーーん。もう少しで飛ぶぞ!(^0^)

    今、離陸体制!


    感動する言葉は素晴らしいですね。
    人はどの位の言葉を持っているかで、人生が豊かになるような気がしますよ。

    ところで、おーじ、最近、ご飯作ってる?
    ワタクシ、このあいだ、『炊き太郎』を買ってきました。
    直接、ガスに乗せて炊くの。

    いあいあ、すんごく美味しい!
    ご飯を食べ過ぎる~~(^^;)
    ちゃ~んとおこげも出来て、どうしてくれようか!?ってくらい、美味しいっす!(^0^)

    そ、そうだ!モンゴル料理も待っている~。。


    大草原の中、骨付きの羊の肉を貪りながら、モンゴル馬にまたがって走る!
    壮大じゃね?(・・)
    バンダナだ。その場合、バンダナが必要よね?
    女も。女も必要。
    女には肉を焼かせる。
    でもって、豹柄の服を着る。(恐竜物語)



    むーーん。なんですか・・・狩猟民族の気分!(物凄い妄想)

    2008/06/06 19:21

    う~ん、いいお話ですね・・。
    どういう物語が観ている者に感動を与えるのか、この作品を作った方はよくご存知なんでしょうね・・。
    詳細なレビューも相変わらず素晴らしい。
    舞台の感動がストレートに伝わってくるようです・・。

    ネタバレBOX末尾の2行、心に響く名言ですね・・。
    こちらも、素晴らしい!

    2008/06/06 17:29

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