飛び降りたらトランポリン 公演情報 なるせゆうせい「飛び降りたらトランポリン」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    確かに物足りない
    舞台は檻の中に閉じ込められた平賀判内が釈放される場面から始まる。
    舞台の使い方は上手い。2階部分に、渡り橋を設置してダムを想像させる。。

    以下はネタバレBOXに・・。

    ネタバレBOX

    以前、このダムの前には小さな村があった。
    この村はたまにサーカス団が来るくらいの小さな村だった。
    ある日この村で流行り病が発生し、村の9割の男は殺され、村の9割の女は強姦され、そして殺され、残った村人は、この地から逃げた。

    その途中、ある女が抱いていた赤子は、足手まといになるからという理由で、ダムの中に投げ捨てられてしまった「紅ばち」という名の、成長したそのごの物語です。

    捨てられた紅ばちはツチフマズ(ザリガニ星人のような妖怪ばりばりのおっさん)に拾われ、屍を乗り越えて、しぶとく生きる事を教えられる。
    そう・・・それは以前見た、サーカス団の綱渡りのように、1本の綱をなんとかバランスを保ちながら、そんなギリギリのところで生きる世界だ。

    かつての流行り病、コロリ菌を持ったコロリ患者を全て絶滅させる。というおふれの下、紅ばち達は常に追われる身だ。

    紅ばちは生きるために、金も命も奪ってきた。そして、かつて殺された仲間たちの為に復讐を誓う。

    それでも紅ばちは嬉しかったのだ。
    生きてるだけで・・。



    平賀版内が釈放された理由はコロリ患者を一瞬にして絶滅させるコロリンの発明をするという使命があった。

    平賀と紅ばちの関わりあいのなかで、平賀はコロリンを打ち上げる事で、紅ばちが死んでしまうことに苦悩するが、

    「例え、目の前の先が真っ暗だとしても、100年後の未来の為に戦えってことだ!」

    とひらめく。


    やがてコロリンは打ち上げられるが、紅ばちは「おでん」という平賀の作った、人間の感情を持った操り人形の願いが叶い、命を落とさずに済む。




    全体的にコメディなのか、シリアスなのか中途半端で分らない。
    物足りない。理由はこんなところだ。

    役者のセリフの発音が悪いのか、それとも早口なのか・・・聞き取りにくい箇所があり、ストーリーの展開、運び方が甘い。

    平賀役の役者がイケメンすぎる。
    発明家という設定の場合、ちょっとイッチャッテル感の髪はボサボサ、、眼鏡をかけた、鉄腕アトムの博士みたいなハカセじゃあないとね~。

    そんでもって、おでんの動きが操り人形っぽくないのよ。

    要するに細かい演出が雑で甘い。

    その中でも光ってたのが紅ばち。。



                                            以上。




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    2008/06/05 12:55

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  • おーじ>
    ストーリー自体はいいと思いますよ。
    ところが残念な事に、中途半端だから、乗れない。。
    好みの芝居に出会うと、きちんと演じてる空間に観客を連れて行ってくれるでしょう?

    そこが弱い。


    第一、「艱難辛苦を粘り強く乗り越え」って、そんなに粘り強い場面は無かったです。
    観客の方が一般社会に投げ出され、粘り強く生きてるのでは?

    「最後虐げられた奴らを見返す・・。」っていうのも、見返してないんです。
    だから、スカッとしない。。


    ですから、設定が弱い。
    もし、おーじの言うように、熱い場面があったなら、そりゃあ、いつものようにハイテンションで書きまくりますわ~(^0^)


    スタッフの対応は非常に良かったです。はい。

    2008/06/06 01:58

    ストーリーを追っていけば、何と壮絶な物語なんですね。

    艱難辛苦を粘り強く乗り越え、最後虐げられた奴らを見返す・・。

    熱くなれそうないい題材だと思うのですが、少し足りなかったんでしょうか・・。

    いい感じの設定ですのに、なんか勿体ない感じもしますね・・。

    2008/06/05 23:25

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