満足度★★★★★
フェアでストイック
9/1に、TT、FFの両方を観劇。
舞台上できちんと殺人の方法を見せるフェアでストイックな舞台。
観客の疑問点についても、作演、役者陣が丁寧に回答してくれるところも
好印象。
前回王子で公演した
「錯惑の機序、或いはn質点系の自由度 The Slight Light Like Sleight of Hand.」
とは違い、今回は大仕掛や複雑なトリックはなく、
登場人物の心情や動機に焦点が当たっている印象を受けました。
焦点の当て方も、TTとFFでは違い、
TTは一般的ではない動機にゾクゾクし、
FFはより万人受けする内容でグッときました。
両方観ることで、より今回の舞台の奥域を感じることができたと思います。
王子ではまごころ18番勝負は、ミステリィを中心にやるとのことなので、
次回も自分が想像もつかないような物語を見せてくれることを
期待しています。