満足度★★★
先入観を吹き飛ばすリアルソーントン・ワイルダー作「わが町」の新宿2丁目版。内藤新宿の遊郭、赤線、そして2丁目と変遷を遂げていく町とそこで暮らす人々を描く。当日パンフによれば“古典として有名な作品の翻案をクールに作る”つもりが“いつも以上に人への思いを詰め込んだ”作品になったのは今年の春に劇団員ひとりを喪ったことが色濃く反映しているからだという。なかなかまっすぐに伝わらない愛情が交差して、憂いの滲むラストが印象的だった。
ネタバレBOX
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2013/08/30 04:56
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