OUR TOWN 公演情報 OUR TOWN」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.8
1-6件 / 6件中
  • 満足度

    羽矢瀬さんファンにとって辛いお芝居でした
    羽矢瀬さんのファンで、羽矢瀬さん>>>>>劇団の方は見ない方が良いです。

    劇団>>>>>>>>羽矢瀬さんの方なら楽しめるかもしれません。

    ネタバレBOX

    高橋大地は羽矢瀬さんがムーン・リバーやプライベート・アイズで演じられた
    本当に思いで深い、大切な大切な役です。
    今でも羽矢瀬さんの姿や表情や声が鮮明に思い出されます。

    そんな大地を、なぜ、今回のお芝居に登場させ、羽矢瀬さん以外の役者さんに演じさせてまで、殺さなければならなかったのでしょうか?

    今回のお話なら、別に別の名前の、別の人物で良かったはずです。
    なぜ大地を殺さなくてはならなかったのか理解できません。
    思い出してもらえる時だけ生きていられる、というような事を劇中で
    語られますが、綺麗な言葉で誤魔化されているように思いました。

    羽矢瀬さんの事もあり、それがいいたいのなら、別の名前の別の人物にしても伝わるでしょう。
    羽矢瀬さんを失い、大事な思い出の舞台まで失いました。
    羽矢瀬さんの高橋大地を思い出すと同時に、今回の舞台が連鎖して思い浮かぶのです。


    今回、お芝居以外でもショックを受けました。
    劇場に入り配られていたパンフレットを見ると、羽矢瀬さんの入院中の様子が書かれていました。
    しゃべれなくなっていた事に衝撃を受けました。
    俳優さんが喋れなくなるなんて、どんなに辛かっただろう。悔しかっただろうと、涙が出てきました。

    声が出ないから、と身振りで伝えた羽矢瀬さんのその時の気持ちを考えると
    涙がとまりません。
    励ますつもりだとしても、あまりに思いやりが無いと思いました。

    フライングステージのお芝居に励まされた事も勇気を貰ったこともあります。
    大好きな劇団です。
    でも今回のお芝居も、パンレットの言葉も耳障りの良い言葉で魔化されているように思いました。
    どう綺麗事を言っても、生きている自分たちが一番大事なんだ、と感じました。

    もちろん、生きている人は大事だと思います。
    でも、一緒にお芝居を作ってきた羽矢瀬さんに対して、今回のお芝居は無いと思います。
    劇団の方のショックは大きいと思っていまます。
    でも、がっかりしました。失望しました。
    羽矢瀬さんが気の毒です。

  • 満足度★★★

    そこそこ楽しめました
    猥雑で濃い話かと思ってましたが、意外にライト。感じの良いホームドラマ感覚かな。

  • 満足度

    薄すぎる
    今年も初日のプレビューは無料にする程、完成が遅れたらしい。

    数日経ち、芝居自体は流れているが、内容が薄い。

    ネタバレBOX

    恐ろしく薄い。

    わかりやすく、感動してくれ、お涙頂戴なベタな内容。

    台本や役者の力があるのに、台本が遅くて公演最初の時期が
    残念な劇団だったはずなのに、今回は、それすらない。

    だが、わかりやすい、ベタベタが好きな人には良いのかもしれない。

    照明が無駄に美しい。
    台本の薄さをカバーしようとしている。

  • 満足度★★★★★

    わが町
    新宿二丁目。
    勉強にもなったし、暖まる。
    満足できた。

  • 満足度★★★

    先入観を吹き飛ばすリアル
    ソーントン・ワイルダー作「わが町」の新宿2丁目版。
    内藤新宿の遊郭、赤線、そして2丁目と変遷を遂げていく町とそこで暮らす人々を描く。
    当日パンフによれば“古典として有名な作品の翻案をクールに作る”つもりが
    “いつも以上に人への思いを詰め込んだ”作品になったのは
    今年の春に劇団員ひとりを喪ったことが色濃く反映しているからだという。
    なかなかまっすぐに伝わらない愛情が交差して、憂いの滲むラストが印象的だった。

    ネタバレBOX

    ほとんど何もない舞台に7脚の椅子が置かれている。
    7人が出て来て、宿場町として始まった2丁目の歴史を解説する。
    ストーリーの軸となる現代の青年二人
    ゲイの大地(小林高朗)とノンケの健一(遠藤祐生)を追いながら
    遊女の心中や赤線廃止など、時代のエピソードを絡めて展開する。

    ゲイであることにこだわった芝居を作り続けている劇団だけに
    “かたち”だけでない説得力があってそれが魅力。
    例えば大地はゲイで役者を目指している大学生として登場するが、
    見た目や言動からいわゆるゲイっぽさは感じられず、一見普通の学生だ。
    だがゲイであることをカミングアウトする時や健一に告白する時の
    現実を受け入れて卑屈にならない“姿勢の良さ”は清々しく秀逸。
    2丁目のママ役がハマり過ぎの感さえある岸本啓孝さん、
    時代物もなめらかにこなし色気のある石関準さん、
    そして作・演出を担当した関根信一さんと
    役者が皆達者なので、何気ない会話の密度が高く思わずくすりとさせられる。

    ちょっと解説が多すぎて“2丁目講座”のような印象を受けたが
    これも「わが町」をもっと知って欲しいという愛情の表れか。

    劇団HPを見ると、過去公演の台本も公開していて
    たまたま私が読んだ台本は100%会話劇だったが
    同じ場所、同じ二人の1年後、5年後…と時間だけが経過するストーリーが面白かった。

    この“定点観測”のような舞台では
    変わらないものと変わっていくものの対比が鮮やかになる。
    新宿2丁目も、表面的には変化しているがその根底にあるものはあまり変わっていない。
    変わらない“場”において、変わって行く“人”が浮び上る。
    大地が死んでしまうという結末が哀しく、
    原作とは少し違うラストに何だかほっとする。

    ゲイの役を演じる役者はいくらでもいるし、オネエキャラなら毎日テレビで見かけるが
    この作品は“ゲイから見た普通の人との距離感”が絶妙で、そこに強靭なリアルを感じる。
    それは「ゲイの劇団」であるという先入観など軽く吹き飛ばす力がある。
  • 満足度★★★★

    初日プレビュー公演観劇です
    リハーサルが長引いたとのコトで19:30開演予定が19:45過ぎとなりました。
    でもまぁ熱が入ってた分、芝居は愉しめました♪

    だいたい80分くらい

    ネタバレBOX

    新宿2丁目を「わが町」として手塚治虫先生の使うシアター方式で、
    舞台(舞台左右奥に雲と空の書割と木製折りたたみ椅子7個を使ったセットです)に出てくる役者さんが、各時代の登場人物を演じてゆきます。
    夏目漱石登場では「好きな役勝手にやっていいの?」
    という突込みが笑えました(^^)
    状況やら舞台上の時代に、
    場所&原作との違い等の説明も随所に入れてくれて理解がし易かったです。
    初日に加えてリハーサルも長引いて、いろいろあったのでしょう→
    けっこう台詞のカミカミがありましたが、まぁ時間でこなれていくと思います。
    話は映画「ブロークバック・マウンテン」みたいな感じの主人公二人の話が現代の話として出てきます。それ以外にも2丁目の歴史にかかわる登場人物と時代時代での町の軌跡が上手に展開されていきました。
    →よけいなお世話ばなしとして、劇場はタイニアリスだったらより2丁目を身近に感じられたかもしれませんね(^^)とか思いましたです。
    どうしてゲイバーが多くできたとか、ゲイバーとかホモバーとかオカマバーとか観光バーとか違いあるんだという、イラン知識も入手できました。
    ミワさんとかが来るらしい店がるとか
    (淀川長治さんとかも来てたりしたのかしら?)
    世界でも珍しい町とかしているそうですねぇ・・・。
    あーちなみに役者さんの衣装は白のシャツに黒ズボンで統一されていました

    客入りは9割ぐらいで、年齢層などはバラバラなようでした。
    そんで終盤のあと10分ほどで終了という段になって、
    最前列中央にいた杖を持った御老人が退席なさいました。
    好き嫌いとか、いろいろあったんだろうなぁと感想。

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