最後の真珠 公演情報 ミュージカルスクエア「最後の真珠」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    悲しみの真珠,それが,最後の真珠だよ
    母親の胸に抱かれる幼子,そして,その子を一生見守る善良なる妖精たちの話。
    妖精たちは,それぞれが,一つずつ贈り物を,子どもに与える。さて,今そろっているのは,健康・財産・幸福・愛を持っている妖精たち。あと一人が不在なのだ。
    家を守る守護霊,子どもの守護霊が,説明するのは,花輪をちゃんと作りあげたいのに,妖精たちは,一カ所にじっとしていない・・・のだと言う。
    おや,母親が亡くなり,父親と残された子どもたちがいる家庭にワープした。そこには,一番大事な,悲しみの妖精がいた。燃えるような熱い涙のしずく,涙は真珠となり,虹色に輝く。これが,悲しみの真珠。この真珠があるがゆえに,ほかの,健康・財産・幸福・愛などの真珠が輝くのだ。

    キリスト教思想では,悲しむべきことがある時こそ,主に近づける。その悲しみが深いほど,主に接近できる,と考えるのですね。確かに,一般的にも,悲しい体験はあまりしたくないものですが,そのようなときこそ,人生が深いものになる。また,他の人に優しくなれるような気がします。

    参考文献:アンデルセン童話全集II(西村書店)

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    2013/08/26 07:31

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