クロスワールド 公演情報 夏色プリズム「クロスワールド」の観てきた!クチコミとコメント

  • 無題792(13-221)
    19:30の回(曇)。18:45受付(整理券あり)、19:00開場。入ると対面式の座席で奥(いつもは舞台)に誘導されました。パイプ椅子が3列で、かなり高い位置。上がるために階段が用意されていますが、つまづく方も多い。正方形の舞台は周囲に1メートル幅ほどの通路(10センチくらいの高さ)、その内側、(客席から見て)下手に2人掛ソファー。入り口側ではない3か所の角にはデスクと椅子がありそれは普通のカタチではなく木枠を立てたようなデスク、大きさが異なる三角形の底辺をあわせズレを残したままの椅子。デスクの上にファイル(履歴書っぽい)。座席の位置が高く、座ると役者さんを見下ろすことになります。

    19:25(前説)、19:31開演~20:56終演。こちらは初めてですが川島さんはジ~パンズでみていました。SFというのであればどうしてもセンス・オブ・ワンダーを期待するのでした。

    本作品と逆の物語、ある「実験」から逃れる二人を、会話だけでSFマインドあふれた物語としてまとめあげたものとして「花束を渡すのは誰だ?(2013/3)」がありました。

    ネタバレBOX

    クローンという素材はすでにSFの世界から日常に降りてきているテーマ。天上の采配と地上の新しい(とはいえないけど)生命とのせめぎあい..のようですが、なぜそうなるのかがよくわかりませんでした。iPS細胞、出生前診断、遺伝子操作など今日でもすでに技術的にできることはあり、それを超えてあえてお話としてまとめてみせる理由が舞台の上にあったかというと「?」な部分が多かったように思います。

    クローン人間が20歳になるには20年が必要ですし、そこまで成長するには多くの実験が行われ...成功/失敗があるはず。なぜこの2体なのか、女性である理由は何か(男性では成功しないのか?)、その組織を社会的、経済的に支えているものは何か、それが天上の怒り(倫理)に触れるほどの悪であるのはなぜか、抹殺する役目の「黒い男」は誰?.など。

    射殺して放置してちゃダメでしょ...ね?実験の証拠なんだし。

    また、結局すべては「運命」なのであればクローンの誕生も「運命」なのではないでしょうか。

    いや、そうではなく(単純なクローンではなく)他に生命維持の方法を備えた人造物、そうでもなく人造物に疑似意識(AIとか)をもたせたもの...あたりになるとSFらしさが出てきたのではないかと思います。

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    2013/08/18 10:45

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