満足度★★★
充実のカルテデット
開演前の舞台は、期待した舞台美術がない。はずなのに、積み木のようにして舞台美術が出来上がる。アイデアが素晴らしい。
ライティングでの演出が絶妙でした。
自殺というシリアスな芝居を演出する脇の技術力に感動させられました。
役者陣の演技力に魅せられる2時間は、高品質な4つの四(死)重奏が時間を忘れて楽しませてくれるかなりお得なものでした。
残念なのは、観客が両脇に座る対面座席は、舞台上の役者さんに集中できない瞬間が生まれる。私は、芝居の世界観に入り込んで見たいので、最前列を選んで観劇することが多いのです。
初日は、いつもは舞台になることが多い側に設置された席に座る。
今日は、反対側の通常の座席位置側で観劇しました。
張り詰めた芝居で、役者の迫真の演技を目で追う先に対面の観客が視界に入ると緊張感が解かれる。
円形劇場なんかも好きですが、本作品では2方向で観ることを活かした立ち位置を敷いた舞台ではなかった印象でした。
2013/08/01 23:38
2013/07/31 05:10
早くも次回作が楽しみになっています。