満足度★★★★★
ほんと、観てよかった!深く重い、知的な討論。
観て良かった!
深く、重い内容。
戦争をめぐり、軍部と対立し、命を賭けて自分の信念を貫き、戦うのか。
自分の家族を犠牲にしても。
それとも、生きるため、家族と生活を守るためには、信念を捨てるか。
人の弱さを認めるのか、容認するのか。
「弱いから人間なのだ。」という弟子の言葉。
「人間の努力は無限大だよ。」という教授の言葉。
弱きを非難し、無限の力を信じて戦うのか。
村田雄浩さんは、テレビドラマでは気弱な役ばかりだけれど、
ここでは信念の人を演じ、教授役がはまっている。
対峙する、その弟子は、『関数ドミノ』で強烈な印象を残し、
虚構の劇団公演の後、役柄の幅を広げていった古河耕史さん。
最後まで繰り広げられる二人の討論、ぶつかり合う主張、
その演技が見事でした。
新国立劇場のシリーズ3本まとめて購入の、
特典10%割引券によるチケット購入でした。
この機会がなければ自分から観劇に選んでいたかわからない、
こんな機会がなければ観ていなかったかもしれない。
ほんと、観てよかった!