満足度★★★★★
重厚感がありました村田雄浩さん主演で、ほかにベテランの方と周りを新国立劇場の演劇研修所の修了生で固められていました。時代背景が戦中の思想統制下における大学内の人間模様を描いていました。村田さん演じる山名教授の弟子に裏切られて大学を去った後も、自室にこもり勉強を続け、空襲警報が鳴ろうとも黙々と机に向かい自分の信念のために学問を追い求めた姿と師と決別し大学に残った古河耕史さん演じる城崎助教授の対照的な人間性が印象に残っています。あっちふらふら、こっちふらふらで付和雷同の人が多いように感じる現代において、考えさせられた劇でした。
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2013/03/31 11:48
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