鉄火のいろは 【観たい!コメントorツイッター呟き で特製バッチプレゼント☆】 公演情報 蜂寅企画「鉄火のいろは 【観たい!コメントorツイッター呟き で特製バッチプレゼント☆】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    木遣りに始まる江戸の様々な情景
    が楽しめてすごく良かったです。今回は歴史の狭間に埋もれた火消し達のお話。多面的な性格を持つお話で現在噛みしめ中。一見花のお江戸の派手な話に見えて、入れ子のように多重的な性格を持つ、割とシンボリックな話だ。破壊と再生を意味する火消し達。人はいつまでも少年少女のままではいられないが、変わらないものの象徴としてのおふじ。義に殉じる男達と真逆の女達。でも、こんな風に考えなくても、スピーディーな展開と歴史をベースにした話は説得力があり、派手なアクションも喧嘩や戦闘のシーンも皆、最後のシーンに向かってきれいに収束していき、見応えがありました。途中から劇場のあちこちからすすり泣きが聞こえた。エンターテイメントとしても、一級品でした。特に衣装の細かいところまで神経が行き届き、舞台を引き締めていたと思います。

    ネタバレBOX

    衣装は町娘らしい黒繻子の襟、手絡を配した髪型にはじまり、お太鼓、貝の口、蝶結び、芸者結びと帯もキャラクターによって細かく結びわけ、よく出来ているなぁと感心。町娘、女房、料亭の女将、召使い、色町の女と着物や化粧、髪型も多様で、こんなところも見応えがあった理由の一つ。男性はなんと言っても火消しの衣装の半纏が秀逸。一見刺し子のように見えるスポーツウエアの裏地を配したり、アイディア一杯で楽しめました。もちろん、丸ぶちの眼鏡や矢立ても見逃しませんでしたよ~。でも、紅葉がどさどさと落ちてくるのはご愛嬌というよりちょっと残念。あと三味線は・・・・・爪弾く程度が良かったのでは。それと、最後にもう一度見事な木遣りが聞きたかったなぁ。

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    2013/03/28 23:50

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