2013年・蒼白の少年少女たちによる「オイディプス王」 公演情報 彩の国さいたま芸術劇場「2013年・蒼白の少年少女たちによる「オイディプス王」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    両ver.観劇。
    川口覚くんと小久保寿人くんがオイディプスとクレオンを演じたそれぞれの回を観ました。川口くんのファンとしてはいつ役が変わるかと開幕前までヒヤヒヤしていましたが、いざ開演してしまうと何でそんな心配をしてたのだろうと思うほど圧倒的な演技。しなやかな体躯から繰り出す重厚かつ繊細なセリフ回しは、同世代の役者さんの追随を全く許しません。オイディプスとクレオンの演技の振り幅も尋常じゃなく、逆に脇役で実力を確認できたのも良かったかなぁなんて思ったり。でもご本人はやはり主演が良いのですよね。さいたまネクスト・シアターという若手ながらも実力派揃いのこの劇団、一枚看板では良くないのかもしれないと思いつつ、やっぱり川口くんの主演が観たい。そして周本さん白川さんもとっても良かった、コロスひとりひとりも全員魂がこもってました。ちなみに演出は蜷川入院のため、途中から演出助手の方にバトンタッチ。だからから、綺麗すぎて綺麗すぎて、蜷川さん独特のフェティッシュ感は薄れてました。しかし黒装束の川口くんのセクシー度は半端じゃないです。

    ネタバレBOX

    1回目は小久保くんのオイディプスでしたので、川口くんのオイディプスでは間近で観るために早めに席を確保。結果、すぐ隣(手を出せばすぐ繋げるくらい隣(笑))で立ち止まって演技をしている率の高さが異常。そして川口くんが駆け抜けるとフローラルの良い香りがふわぁーーーっと。幸せでした 笑

    それにしても去年のハムレットは素晴らしかった・・・。蜷川さんの読売演劇大賞受賞も納得です。

    0

    2013/03/09 15:56

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大