そんなにダメかなー。
とある宗教内での話。教祖は主人公の母親。彼女はキスをすると相手の精力を奪う事が出来る。主人公は母親に精力を奪われる度に外的年齢を1つ重ねていく少女に想いを寄せていた。でも、インポ。
過去と比べてどうだったかという話をすると、別にそんなに悪かった訳ではないかと。ちゃんとやればやったで出来るんだからそうすればいいものを、遊び部分を多めに入れちゃうのなんてむしろいつも通りだった。でも確かに中盤辺りでそれが強くなり過ぎて物語を進める気があるのか怪しく感じたのも事実。最終的に物語の落ち所がハッキリしなかったのが不評の元だと思います。「結局何が言いたかったのか」に対しての答えがない。観るべきは醜い恋をする主人公の心情でした。しかし、そこが難点。既に起きた出来事への追憶で物語が進むものの、その心情自体には終始変化がなかった。その分、観る側にしても感情の込め所を見付けられなかったのではないでしょうか。