エレベーターの鍵 公演情報 池の下「エレベーターの鍵」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題560(12-303)
    19:00の回(晴)。18:15会場着、受付は始まっていました。18:38開場、今日も入って左へ、最前列は桟敷席7席、開演直前に追加。海外の作家、戯曲ものはまずみないのですが、会場が自宅方面でしたので選んでみました。劇団も役者さんも初めて。

    入ると、空中に金色に輝く球体(スフィア)が浮かんでいます。上野の国立科学博物館にある「フーコーの振り子」にそっくり、こちらの方がずっと大きい。四隅に古い木製の椅子。球体は照明の色によって性格を変えるかのように変化します。壁には少し大きめの影が映っています...自転の影響なのか(ホントか?)ほんの僅か揺れています。オレンジの照明が球体に反射し、2つの眼のようです。19:04前説(場内アナウンス)~開演、BGMが入り暗転~19:59終演。1時弱のお芝居でしたが新鮮で刺激的でした。カメラが2台入っていたのでいずれDVDになるのでしょうか...その時は購入しましょう。

    ネタバレBOX

    調べてみると他の劇団では「一人芝居」もあるようで、本作もセリフの大半はひとりが。あとの3人、これが無機質、無人格、まるで人形のような動きをみせ、それが唯一感情を持った主役との対比を浮き立たせています。

    狭い会場なので「影」の部分も目に入ってきます。明るい球体とふたつの黒い球体(壁に映る影)3連星。上部からの照明では真下に黒い穴(ブラックホール)が穿たれているようにみえます。4人とも身につけているものは「黒」。闇の中、唯一、窓を開けた時、光が届く。視覚に刺さる。

    「動かない演技」不気味で氷のような冷たさを感じます。

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    2012/12/22 23:08

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