十二月大歌舞伎 公演情報 松竹「十二月大歌舞伎」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    夜の部鑑賞
    世話物と舞踊の2本立てで、歌舞伎の様々な魅力を楽しむことが出来る公演でした。

    『籠釣瓶花街酔醒』
    佐野の商人が吉原の花魁と恋仲になるものの、金を貸してもらえなかった男の策略によって縁を切ることになり、破滅的な結末を迎える物語で、前半の艶やかな華やかさと終盤の怒りと悲しみの対比が印象的でした。
    主役を演じた尾上菊五郎さんの最初のとぼけた雰囲気から最後の凄味までの変わり様が良かったです。

    『奴道成寺』
    有名な『道成寺』をアレンジした作品で、男の狂言師が女主人公・白拍子に変装していたという設定となっていて、滑稽味が増していました。途中、3つの面を取っ替え引っ替えして1人3役をしながら踊る場面があり、楽しかったです。
    坂東三津五郎さんの舞はダイナミックさはあまり感じられませんでしたが、顔や手の表情が豊かで魅力的でした。立唄の声の調子が良くなかったのか、何回も音を外していて不安定だったのが残念でした。

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    2012/12/11 07:44

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