満足度★★★★
昼の部「受け継がれる当たり役」
明治座には数年前に行ったきり。
今年、猿之助が歌舞伎やるのはこれが最後と聞き、行くことにしました。
「傾城反魂香」が三代目猿之助四十八撰のひとつと聞いてへぇーと思った。
なんせ、こちとら(初代)猿翁十種の時代の観客だもんで(笑)。
吃又というと二世松緑の又平が一番印象に残っている。
昨年の暮れ、山の手事情社が通しで見せたがダイジェストとしてわかりやすく、いずれ、当代が通しで見せても面白いのではないだろうか。
文楽でもなかなか通しで出ないからそちらも観ておきたい。
「蜘蛛絲梓弦」は先代の初演を観ています。六代目歌右衛門や現藤十郎が扇雀時代も手掛けてますね。
先代で観たときより格段にショーアップされていて初演の時とだいぶイメージが違う。
頼光の家来がたくさん出るうえ、蜘蛛の眷属がたくさん出てきて派手な演出になっている。