満足度★★★★★
伏線回収もの
最近こういうの流行ってます?
演劇というか物語のネタとしては定番中の定番、時間巻き戻しモノ。
脚本の太田友和さんは30代半ばということで(公式サイトのプロフィールより)、演劇にかぎらず映像作品やゲーム内での演出などもバランスよく吸収してきた世代の作品という感じがする。濃すぎず薄すぎず、適度に脂っこくて観やすい。
今回、初めてマチソワ連続で観てみたら2回目になって気づくことも多かった。ただ結末を知っていると楽しげなOPのダンスのシーンから涙目になっている自分がいたのです。。。
三人(!)のミカンを演じた二人の女優さんがすばらしかった。ここが強烈に魅力的なキャラクターじゃなければ物語がまったく成立しないところ、共通点と相違点を巧みに演じ分けていた。こういう役はとかく勢いだけで押しがちだが脚本・演技双方の確かな技術に裏付けられている。
ストーリーの根幹に関わるキャスト5人組*2チームも、それぞれリアリティのある男女混成。
ファミコン(カセット)、シャイダー、テッカマンなどの世代特定ネタが単純に「昔のもの」として扱われていたのは、もうちょっと詰める余地があったように思う。