女のみち2012 公演情報 ブス会*「女のみち2012」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    女の強さ
    面白い。女優の表情が皆いい。

    ネタバレBOX

    元アイドルのマリナ(松本まりか)を主演としたAV撮影現場。

    リカコ(安藤玉恵)…事務所を経営し、子供の面倒もみる忙しさから、以前のようにAVに入れ込めないでいる。
    ルミ(もたい陽子)…18くらいから熟女系AVに出演している巨乳。潮吹きを自在に操る。ADと付き合っている風。結婚線?がない。
    カエデ(高野ゆらこ)…元SM女王で、奴隷との間に子をもうける。リカコからエロスには心が必要と教わるも最近のリカコの姿勢に幻滅している。
    マリナ…事務所に騙されてAV出演。AVへの意識は低い。実は子持ち。
    カスミ(内田慈)…ロリAV女優を経験後、引退。離婚後AVの世界へ戻る。リカコを尊敬している。ロリからの脱却に悩む。潮吹きをルミから伝授される。

    実際は知らないが、AV現場のイライラが充満する舞台で、女性間のプライドとか意地とか意見が衝突する。ここらへんの表情が上手い。みててニヤニヤしてしまう。
    シモ用語が飛び交い、バイブが登場し、下着脱ぎがあり、盛大な潮吹きも飛び出す。単なる下ネタでなくキッチリ笑いを引き出す面白さがあった。

    AV世界の酸いと甘いをベースに、AV界を生きる女の強いも弱いも舞台に乗っけて、その寂しさとか苦悩を色濃く描く。これまでの人生とこれからの人生に挟まれて右往左往する女たちが、とても魅力的。特に潮吹きができないクセに出そうと頑張るカスミとか、リカコへの不満を抱えるカエデとか。

    終盤、マリナの顔面に皆で潮吹きかますシーンのバカげた感じと、変な爽快感がなんとも言えない。んで、収録後、楽屋に残ったカスミの前で、託児所?へ電話するマリナを見送るカスミの表情がまたいい。懸命に生きる「女の強さ」を印象づける作品であった。

    ちなみに、潮吹き(擬似不可)にこだわる監督役を演じた仗桐安のAV監督ぽさったるや、言うことなし。

    0

    2012/10/14 21:29

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大