満足度★★★★★
好きじゃないのに、
橋下徹大阪市長の顔が浮かんできちゃった。こんな、すてきな舞台を観ていたのにさ。。。
いつも良質な・・・「芝居を観たなあ!」という充足感がドドーっとくる舞台を披露してくれるメガバックスコレクション。今回の『レイラの手紙』も期待に違わぬ舞台。大満足!!!
主役レイラ役の吉原怜奈さん。シーンが進むにつれグイグイ良くなっていく。
「目芸」ともいうべき目ヂカラも相当なものだけど(小学生時代の里見香奈女流四段のような目だった。ボクが小学生の女の子に負けたのは、彼女が初めてだったんだよなあ・・・。)、小学生だからこそ出せるオーラを放ちまくってた。なんか凄い存在感だった。
ラストのレイラの決断のシーン。8ヶ月ぶりに芝居で涙があふれてしまった。いつもなら、目に涙がたまるくらいで済むのに・・・ホント、参りました!
『レイラの手紙』は色んなテーマで語ることができるんだろうなあ(一人で観に行ったから、語れなかったけどさ)。
「家族じゃなければできないことってあるの?」「教育とは?」「生きていくということ」「愛」「人間らしい生き方ってなに?」etc.
それらの問いに対して、いろんな解答が出てくるような伏線がいっぱい貼られていて・・・ボクも、多種多様な解答、いっぱい出てきたもの(単に、咀嚼しきれてないだけのような気もするけどさ 笑)。
ま、そんなに堅苦しい芝居じゃなくて、この『レイラの手紙』は絵本のような面も持ち合わせておりまして・・・素直にその世界に浸るもよし。深読みするもよし。若い役者の青田買いをするもよし(笑)。
本当に、すてきな舞台でした。
ありがとうございました。