レイラの手紙 公演情報 メガバックスコレクション「レイラの手紙」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    【A観劇】暖かな気持ちになれる良作!
    人と人の結びつき、家族愛を描いた物語であった。
    ジュニアキャスト好演。
    舞台美術、音楽が相変わらず良い。
    上演時間105分。

    ネタバレBOX

    物語は核兵器により、崩壊した後の時代。
    国を復活させるため、国(管理局)が子供たちを1箇所に集めて
    教育していた。
    そんな時代を描いた物語。

    今回のキーポイントは手紙。
    2080年頃になっても、人と人の結びつきを感じるのは、
    デジタル化されたメール等ではなく、アナログな手紙であった。

    今回はジュニアキャストを主演としたドラマであった。
    ジュニアキャストは3名であったが、将来が楽しみと思えた(笑)。

    主人公レイラを演じた吉原さん。
    レイラの強く険しい一面、少女らしい一面、優秀な人材である一面を
    喜怒哀楽を使い分け、雰囲気をもって演じていた。
    特に終盤の芝居が印象的であった。

    ミーヤ役の黒坂さん。
    この時代としては異例の親元で育てられている少女ミーヤ。
    その従順な面を醸し出しながら演じていており、伝わってきた。
    学校教育を受けていない、将来への不安を口にする場面が
    特に印象的だった。

    レイラの妹、ライナス役の中川さん。
    レイラに頼りきって生きている感じが伝わってきた。
    レイラがライナスを置いて1人で旅に出てしまったため、
    生きるために皆に気に入られようとする健気な場面が特に印象的だった。

    大人キャストは全員良かったが、個人的にはミーヤの母親マーシャを
    演じた大里冬子さんが特に良かった。
    このような時代を生きる強く優しい女性、ミーヤへの強い母性愛を持つ
    役柄を好演していた!
    特にライナスをミーヤと一緒に育てることにより、ミーヤが巻き添えで
    国に捕まってしまうのでは、と取り乱す場面は惹きつけられた。

    メガッバクスは「観て良かった」と思える公演ばかりだが、
    それは今回も同じであった!

    次回公演は早くも10月中旬とのこと。
    次回公演も期待したい!

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    2012/08/23 10:08

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