荒野1/7【全日程終了・ご来場いただきました皆様ありがとうございました!】 公演情報 鵺的(ぬえてき)「荒野1/7【全日程終了・ご来場いただきました皆様ありがとうございました!】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題441(12-184)
    19:30の回(曇)、18:45会場着、もう階段に列、最終的に15人くらい並んだでしょうか、19:00受付(①チケットを持っている方②予約済の方とキャンセル待ちの方の順)、開場、満席、舞台左右の壁際に立ち見の方。入って左が客席(3列)、1列目はミニ椅子、目の前に木製の丸椅子が9脚、横一線に並んでいます、登場人物は7人の兄弟(4)姉妹(3)。役者は椅子に座り客席側の一点を見つめ語ります。劇中の移動はありませんが、毎回同じ位置なのかはわからず(但し、長男と末娘は常に中央…たぶん)、左右の幅が広く端同士の会話になると一方は完全に視界から消えます。始めはキョロキョロしていましたが長く続かず、必ずしも話している方を見る必要はない…と決め、あとは気の向くままに。「鵺的」は「不滅」からで続けての4作目。夏だし、暑いなと気を緩めていたのが間違い、やはり奥深くまで食い込む痛みに満ちたものでした。19:26前説、19:34開演〜20:50終演。

    そうか「明けない夜」から1年経ちました。

    ネタバレBOX

    長男という血縁上のたったひとつの立場、父の子供という7人の立場、父とのみつがっているという立場、記憶がある者/薄い者/ない者、記憶の奥底にずっと隠し続けていた己の記憶、理解できる者/出来ない者、強い者/弱い者、覚悟を持つ者/持たない者。役者が一枚一枚積み重ねてゆく様子が見え、問われているのは自分なのか、とさえ思えてきます。見えるのは(位置により)、右の顔、正面の顔、左の顔だけ。目が動き、瞼を閉じ、頬が震え、涙が光り流れ、指先が動き、膝を抑え、強く拳を握る。自ら(弱さ)を認める時の感情の揺れ、思いがけない事実、それでも背負うのか/降りるのか。

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    2012/08/11 21:44

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