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東京裁判
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unicorn(1870)
満足度
★★★★★
日本への裁き
歴史には疎いけど。面白い。
ネタバレBOX
極東国際軍事裁判の開廷時の弁護団(と判事や検察)を描く。
舞台自体は、弁護団が裁判自体の根拠を「攻めた」疑義を出すも、あっさりと却下されたところで終わる。
少なくとも裁判の中身自体は史実に忠実につくってあるのだろう。そこに、4人の弁護士と通訳の人生をつくり絡ませて、濃厚な空間に仕上げている。
陸軍の顧問弁護士だった鵜沢(西原誠吾)、被曝者の柳瀬(今里真)、従軍していたが逃げ出した経験をもつ末永(小野ゆたか)、被告の中に父がいる水越(植村宏司)、通訳ながら熱い心を持った星之宮(井内勇希)。
決して一枚岩でない弁護団。それでいて個人の事情と想いが、資料を広げた机の上で飛び交う。判事や検察とやりあう前に既に穏やかならざる雰囲気に。「戦争はまだ終わっていない」の言葉通りだろう。
「負けが決定している闘い」「敗戦国」「法の不在」など、恐ろしい私刑のような裁判。こんな裁判を担った弁護団のタフさとか意地や、戦後復興を遂げた日本人のタフさが法廷に溢れてた。と信じたい。
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2012/08/06 23:27
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