ニアニアフューチャ 公演情報 あひるなんちゃら「ニアニアフューチャ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    あひるなんちゃらの豪華ツッコミ陣の、ツッコミを心ゆくまで楽しむ70分
    いつものあひるなんちゃらのようであって、そうでもなかったり、やっぱりいつものであったりの70分。
    笑いあり、ダンスあり、笑いありの70分。

    ネタバレBOX

    劇場に入ると場所的には空きがあるのだが、空席が1つもない。どうしたことかと思っていると、スタッフが「どこにでもお好きなところに席をお作りします」と声を掛けてきた。
    どうやら、好きなところに席を作ってくれるというシステムらしい(人数的に余裕のあった、この回だけかもしれないが)。
    そして、希望すれば、座布団も増量してくれるとのこと。

    省エネモードな印象のいつものあひるなんちゃらとは違う印象を受けた。
    いや、今回も省エネモードなのだが、ちょっと手触りが違う。

    いつもは、イタイと言っていいほどの、とても困ったちゃんたちが、延々困ったことを言い、それに突っ込む人がいて、という構図で、困ったことを楽しむ雰囲気があった。

    しかし、今回はあひるなんちゃらの豪華ツッコミ陣、異儀田夏菜さん、石澤美和さん、三瓶大介さん、堀靖明さんが集結し、気持ち良く突っ込んでいくのを楽しむ。
    特に、ノザワ役の異儀田夏菜さんのツッコミを堪能するという作品だったような気がする。
    (私は毎回この人のツッコミを楽しみにしている、なんちゃら〜の1人である。ちなみに異儀田夏菜さんはあひるなんちゃらの劇団員ではないが、(ほぼ)いつも客演している)

    とは言うモノの、結局、困った人に突っ込み、舞台上では、何も起こらないという、基本は同じで、個人的な受け取り方の違いだけなのかもしれないんだけどね。

    あと、ナレーターと観客(!)が舞台の左右にいて、舞台の上では、いつもの、何も起こらない会話に、それをヘンな風に膨らますという仕掛けが楽しかった。
    つまり、例えば、テレビでドラマを観ながら、それに勝手にナレーションを付けたとしたら、まさにこんな感じで、舞台の上に対して何の影響もないことを、勝手にしゃべって、面白く膨らますということだ。
    面白く、と言っても面白いことを言うのではなく、あくまで淡々としていて、「観客」(役)がそれを突っ込むことで、面白さが成立するという形も面白い。

    ナレーションは正しいこと言っているのか? それ自体が困った人の発言ではないのか? とまで深読みしてもいいし、しなくてもいい。
    その程度のことだが、面白い発見かもしれない。

    で、結局いつも通り何も起こらなくて、だらだらしゃべっているのを観て、へらへら笑って楽しむのが、あひるなんちゃら、なのかな。

    5年後の微妙な近未来が描かれて、5年後何しているのか、なんていうテーマみたいなものもありつつも…。

    そう言えば、今回は、関村さんは出てこなかった。

    あと、ニコニコキャンペーンという脱力ネーミングのキャンペーンをやっていて、DM持っていったり、twitterなどでつぶやくと言うと、特性ボールペンをもらえることになっていた。

    あと予約で2000円は安い。

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    2012/08/06 06:26

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