靴の中の小石 公演情報 Toshizoプロデュース「靴の中の小石」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題417(12-160)
    14:00の回(晴/夏です)。受付時間がわからなかったので早めに到着、3階へあがると待っているようにということで...で、受付が始まってから開演まで少々行き違いあり。舞台は...四角い椅子が4つ(2つずつつながっている)だけですね。客席最後列の後ろにカメラが3台、左右のキャットウォークにマイク。初めて見たのですが、「活動紹介」を読みますと「小道具を排除」「影絵」「シルエット」という語がありました。劇中、藤城清治さんの作品(一度、原画展に行ったことがあります)を思いだすわけです。現場に集まってきた「それぞれを背負っている」者たちが「監督」の磁力に魅かれ、グラデーションを繰り返し、美しく輝くようになるまでが、型と色と動きで演じられ、オーロラのような背景に浮かぶ黒い像として結ばれる。それはただの影ではないことを観客のわたしは知っている。

    ネタバレBOX

    森下さん客演ということで観劇、こちらの劇団は初めてです。始まってからは、なんでこんなに勝手で、いやなヤツばかり集まってくるのかな、と思っていましたが、だんだんと...それぞれが背負っているものが少しずつ顔をみせ、一方では監督の想いが伝わってくる。

    芝居をよく見るようになる前は映画ばかりみていて、ドキュメンタリー映画も
    本数は少ないもののみることがありました。たいてい監督ご自身のアフタートークがあり、その強い意志に感心するばかり。

    本作、監督役の平野さん、その監督さんたちと比べても負けていません。
    これにベテラン俳優と自身の出生をからめたお話のうまさによってさらに引き込まれます。

    父と娘、娘と男、男と女と息子、俳優の迷いと気づき。長い間、じっと氷漬けにして抑えていたものが、ゆっくりと解け、清流となり集まり作品として結晶してゆくさまをみせていただきました。

    それにしてもシルエットは綺麗だな。
    Where the streets have no name (Rattle & Hum) ..古い、以来の感動だ。

    で、わたしもDVDを予約したのでした。

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    2012/07/15 13:03

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  • miss youさま
    いつも、ご観劇、コメントありがとうございます!
    受付時間についてしっかりお伝えしていなくて、大変失礼いたしました。
    公演中でも、土曜昼はかなり予約が多い回だったらしく、
    ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。

    キャスト本人たちは、実は気のいい優しい面々だったので、
    この個性的な「イヤな奴」になりきるまで、非常に苦労していました(笑)
    3か月という時間をかけて、即興やレペテーションといった稽古を繰り返し、
    それぞれが背負っているもの、職業性などなど、勉強を重ね、
    綿密にキャスト各自がキャラクターを創り上げていきました。
    日ごとにチームワークもよくなり、稽古後半では、本当に父親や恋人に見えてきたほど(笑)
    楽しんで頂けて、本当によかったです。DVD予約もありがとうございました<(_ _)>

    夕子役 森下知香

    2012/07/23 10:34

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