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骨唄
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unicorn(1870)
満足度
★★★
白い骨
演技も空気も美術も良い三人芝居。冨樫真は笑いもいける。
ネタバレBOX
栞(新妻聖子)が事故で左聴力をなくし、後遺症を患い、正気を失う。苦悩するも、父・源吾(高橋長英)や姉・薫(冨樫真)の愛を一身に受けて生き、そして散る…。
エミュウやウサギに自分を重ね、それを救おうとし、また嫌悪する栞。一見、母の亡霊でも乗り移ったかのような振る舞いに困惑する父と姉は、一緒に千の風車を作ることで栞を救おうとする。
偏屈だが誰よりも栞を守ろうとする父と、栞の怪我の罪悪感を抱え抵抗感のある父にも理解を示す姉の二人と共に、海の向こうに蜃気楼をみる。姉が戻る日、死んだ栞が白のワンピースで最高の笑顔をみせる。序盤の不穏な空気や土地の気色悪い風習の雰囲気が、終盤には吹き飛び清々しい舞台であった。
栞の絶望感がもっと欲しかった。高橋も冨樫もいい存在感だった。
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2012/06/28 23:33
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