満足度★★★
大人の童話???
狭っ!
初「楽園」(下北沢)です!雑遊を一回り小さくしたような感じです。
さて、ソフトバンク「白戸家」のTVCMで有名な、山内ケンジさん主宰の城山羊の会です。
数年前「ウルトラマンティガ」「ガイア」などウルトラシリーズ準レギュラーで、
映画「女優霊」出演の 石橋けい さんをきっかけに観だしましたが、独特の不思議な展開が魅力、と思ってます。
今回は、なんと中世の頃らしいヨーロッパあたりの小さな王国、王家の話!
おまけに数曲歌もある音楽劇(変なタイミングで変な歌詞)になっていて微妙に笑える。
これまで日本・現実・現代劇だったので、驚きです。
山内さんは、「現代の日本から離れたかった。」とのことでした。
お人よしの王様をよそに、浮気性の妃は家来と新任の家庭教師と関係。
王子の悪質な悪戯はエスカレートし、修道女(こちらもふしだららしい)は
「悪魔払い」を進言するが…。
この修道女はブライアリー・ロングさんの出演を受けての配役だそうで、
そこから、中世のこのような話になったらしい。
ゆるい笑い、ブラックな雰囲気、到着地点が予想できない物語。
演劇ならでは、城山羊の会ならではの、この場の微妙な空気を味わう。
ところどころエッチなところもあって、
特にロングさんがいかにも意味深にゴシップネタを楽しそうに話し出すと、
西洋の女性のカタコトの日本語が、何とも可笑しくて、かわいらしくて。