初見です。
初めて観る劇団さんの舞台はこちらも緊張してしまって、ついつい様子見をしてしまうのですが、まず、劇場に入って客席の年齢層の厚さにちょっと安心しました。満員の客席の熱気にも案内の劇団員さんたちにも好印象。さて、席に着くと・・・舞台上には何もない・・・
この何もない、というのが緊張するんですよねぇ、これがまた。だって、役者の力量がムチャクチャ試されるってことじゃないですか?
そして開演、登場人物が登場・・・そう来たか。
生身の人間がただそこに居る。何者かとしてただただ存在する。
そのひとりひとりの役者の一途さに引き込まれます。
ああ、あるある、と共感したり、そりゃないでしょ、とつっこんだり。
結局なんだかよくわからなかったりするんだけど、でも、なんとなく面白かったという、いかにもな演劇っぽい楽しみ方ができました。
これから気になる劇団さんのひとつになりました。
ちなみに数年前のグアム旅行のことを思い出したりして楽しかったです。
観客ひとりひとりの人生のひとこまにふっと入って来る瞬間があちこちにあっていろいろな楽しみ方が出来そうな舞台でした。