鬼界ヶ森 公演情報 劇団め組「鬼界ヶ森」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    千秋楽
    『新明治任侠伝』から3作観てますが、今迄とは、やや趣が違う感がしましたが、美しい舞台でした。

    ネタバレBOX

    空に浮かぶような帯状の和紙に、墨で描かれていたのが、雲のようでもあり、霧が迫ってくるようでもあり、とても情緒があり素敵でした。大きな行灯のようなのが(言葉で上手く表現出来ず、すみません)2本、シンプルな美術だが、壁面の色の陰影や深みも、とても雰囲気があり、良かったです。

    今作は、かなりファンタジー性とエンタメ性が、強く出ていて、華やかな衣装や、迫力を増した殺陣も魅力でしたが、いつもの大感動とまでは、至らなかった、、、が、情緒ある世界観は素敵でした。

    鬼の正体は、淀君の生き霊や、この時代の流れに押し潰された女達の想いでした。淀君達に操られる人々や怨念が、森の奥や地中から、沸き上がるような様は、幻想的で美しくもあった。


    三太夫(渡辺城太郎さん)と武蔵(藤原習作さん)は、風情があり、とても素晴らしかったです。

    道雪(秋本一樹さん)は、発声法を変えられたのだろうか?声の響きが、まろやかで深みが増していて、とても良かったです。

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    2012/04/07 01:31

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