三月十一日の夜のはなし / わたしのお父さん 公演情報 趣向「三月十一日の夜のはなし / わたしのお父さん」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    小さな、だけど大切な
    短編小説を読んでいるような感覚になる、ふたつの小さな物語。
    それぞれがリンクしない、別々の話だったけど、ある問題に直面した家族の様子を切り取っている点が共通項なのかなと思いました。
    とても小さな、でも、当事者にとっては大切な出来事。じんわりと心にしみてくるお話。観られてよかったです。
    雨降りの帰り道、余韻に浸りながら帰りました。

    ネタバレBOX

    「三月十一日の夜のはなし」
    あの日東京にいた人の、きれいごとでない偽らざる本音だな、と思いました。
    揺れが怖かったり、出先にいる家族が心配だったりと色々あったけど、彼女にとっては「いい夜だった」んだなぁ。
    と、これを下書きしていたら地震が来てびっくり。
    モデルになったお店、いつかふらりと訪ねてみたいです。

    「わたしのお父さん」
    ちょっぴり歪な家族。でも互いを愛する気持ちはちゃんとあるんですね。
    姉に感情移入がしにくく、初めは取っつきにくかった。
    でも、その姉も、父親をちゃんと愛していたんでしょう。
    自分が余命わずかとわかったら、私はあの父親のように出家したりできるだろうか…と帰路で考えました。
    (煩悩まみれだから、多分ムリですね。汗)

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    2012/03/25 23:02

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