春風 公演情報 年年有魚「春風」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    キュッとしめる
    チケットプレゼントにて鑑賞。初年年有魚。

    ネタバレBOX

    桜の季節、とある街の祭り当日、とある女優が祭りの仕事のため、とある喫茶店を控え室にすることに。そこで織り成すあたたかでキュっとしめつける話。

    小学校の先生で仕事に疲れ休職中の絵美(アワヤ)と、体調不良にもかかわらず仕事を頑張る女優・楠木(平田)の対比が主軸。現在をガンバることが数年先につながるという事務所社長・宝生(トツカ)のように、プロ意識が根付いている女優サイドのパワーが絵美に若干の変化をもたらす。風を背中に~という母・愛子(辻川)のやさしいアドヴァイスや急に警備の仕事をふられた西岡先生(安東)の存在も相まって、人生のエールを贈られたような気分。
    また、絵美の祖母・春江(岩堀)がオレオレ詐欺未遂に遭い、犯人・吉森(山下)にがむしゃらに立ち向かう絵美の姿に、まだガッツが残っているような気がした。


    Pの代理である石黒(今城)の大御所ブリの間抜けな感じと、一発当ててやる感のギャップが良い。絵美と足して2で割ったらちょうどいい感じかな。鴻巣市長(吉岡)のボケた感覚も作品内にうまく溶け込んでいた。平田の具合悪い演技も良かったし、安東の気の抜けたような職業感も、肩肘張らずなんか救われる。

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    2012/03/24 11:48

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