囁く夜と飴玉のいくつか 公演情報 スミカ「囁く夜と飴玉のいくつか」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    あたたかく柔らかな幻想空間。
    細い路地に入って、黒い内装の、しかしどこかしら温かな雰囲気のギャラリー百想。そこにベッドが置かれ、白い寝具にカーテンに。衣装や小道具のブランケットも全部白。または生成り。部屋の灯りと曇り空の太陽光とが柔らかな陰影を作り出し、空間を、そして4つの物語を実に美しく幻想的に演出。シンプルな灯りと、ちょっと冷えた空気も手伝って、スミカらしい柔らかな清涼感に包まれたお芝居となっていました。昼ver.とのことでしたが、夜verも見たいなと思いました。どんなに幻想的で素敵な空間になるのかと思わず想像。

    ネタバレBOX

    2つ目と3つ目の演目が好きでした。

    2つ目「毛糸のある部屋」、園田裕樹さんの犬が可愛い。
    毛糸の玉を「羊」と言って集めて来ちゃったり(願掛けのために)
    飼い主に添い寝されてドキドキしちゃったり。 見ていて、ほんわか。
    恋人同士になることは出来ないけど、いつまでも幸せに暮らせたらいいねなんて思いました。

    3つ目「遠く春を待つ部屋」、最初に菅野さんがベッドで寝てるシーンからもう美しい。演出の原田優理子さんが「こんな菅野貴夫が見たかった」とツイートしてた意味が一発で分かりました。
    そして、その菅野さん演じるお父さんと産まれてこれなかった娘の長い長い抱擁のシーンが、正視すると赤面しそうなほど素敵。会場が結構寒くて、体調が悪いのでちょっと辛かったのですが、なんだかちょっと身体が温まりました(笑)
    帰りに「急な階段が危ないから」と前を歩いてくれた菅野さんがやたら頼もしく思えたのは内緒ですw

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    2012/03/20 18:48

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