満足度★★★★
会場との相乗効果
メルヘンチックだったりミステリアスだったりな味わいが会場の落ち着いた雰囲気と相乗効果をあげて作品世界に没入する(ってか「いつしか引き込まれていた」的な)。
短編オムニバスということでちょっと漱石の「夢十夜」を連想したりもして。
ところで1編目の王女は死んでいるワケではないですよね?(←M0がアレなので、つい…)
満足度★★★★
あたたかく柔らかな幻想空間。
細い路地に入って、黒い内装の、しかしどこかしら温かな雰囲気のギャラリー百想。そこにベッドが置かれ、白い寝具にカーテンに。衣装や小道具のブランケットも全部白。または生成り。部屋の灯りと曇り空の太陽光とが柔らかな陰影を作り出し、空間を、そして4つの物語を実に美しく幻想的に演出。シンプルな灯りと、ちょっと冷えた空気も手伝って、スミカらしい柔らかな清涼感に包まれたお芝居となっていました。昼ver.とのことでしたが、夜verも見たいなと思いました。どんなに幻想的で素敵な空間になるのかと思わず想像。
満足度★★★★★
愛おしいふたり芝居×4つ
とても童話的。光に溶けていく白昼夢を見ているような、ふわぁ~とした幸せな気持ちになり、とてもやさしい時間を過ごすことができました。「百想での夜」を思い浮かべて作られた物語のようですが、昼公演だったので「・・・陽のあたる部屋で」バージョンとのこと。そうなると、夜も観たかったです。
満足度★★★★
物語が場に息づく
シンプルだけれど、
とても豊かな演劇の空間だとおもう。
4つの物語それぞれが
役者達に誘い出されて
場に息づくような感じ。
物語にシリアスな重さは感じないのですが、
時間がビビッドで
光に晒されて見えるものだけではなく
闇の狭間に浮かび上がる感覚があって
浸潤されました。