「ザ・シェルター」「寿歌」2本立て公演 公演情報 加藤健一事務所「「ザ・シェルター」「寿歌」2本立て公演」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    赤い傘とロザリオ
    作品的に「寿歌」の方が面白かった。

    ネタバレBOX

    「ザ・シェルター」
    家庭用核シェルターの実験中に原因不明の停電で脱出不可能に。そこでなされる会話劇。
    ちょっと掴めなかった。仲良き家族の思い出話にほっこりという感じ。赤い傘と風呂敷が印象的。
    おじいちゃん・センジューロー役の加藤健一もリーマン役の小松和重もその妻のサトコ役の日下由美も演技うまかった。娘のカノ役の占部房子はちょっと控えめな感じがした。

    「寿歌」
    核戦争後、旅芸人をしているゲサク(加藤健一)とキョウコ(占部房子)のコンビと、物を増やすことができるヤスオ(小松和重)の短い道中を描く。
    デタラメを地でいくふたりと、キリストの生まれ変わりのようなヤスオの会話が面白い。ロケットが飛び交う荒れ果てた世界のなかにあって、終始明るく前向きなふたりに降り積もる雪が美しい、奇跡の話だった。淫語を連発する占部が変な魅力に溢れる。

    どちらもエンターテイメントな雰囲気で楽しめる舞台だった。二つの舞台で登場した女(日下)の意味はわからんかった。

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    2012/03/07 17:33

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