龍を撫でた男 公演情報 オリガト・プラスティコ「龍を撫でた男」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    現代演劇のテーマ
    現代の芝居は非常に精神病理を扱ったものが多い、
    その中でも特に多いテーマが
    健常者の異常性、障害者の相対性であると思うが
    この作品は60年前の戯曲であるのにも関わらず
    その相対性が非常に巧みに描かれている。

    演出のケラ氏が、その現代に通じるテーマをいかに伝えるか
    それを、非常に深く考えたのが見受けられる。
    当時独特の雰囲気は残しつつも、
    現代の風をしっかりと失わない精巧な作りであった

    ネタバレBOX

    芝居の構成が狂気を狂気で塗り固めるという
    難解な作りなのであるが
    キャスト陣の繊細な演技によって、
    非常に巧みな構成になっていた。

    終盤、主人公が狂い「龍を撫でた、非常に冷たかった」
    というが、これは何の象徴であろうか?

    自分なりの答えは出たが、ここでは書かないことにする

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    2012/02/05 02:26

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