満足度★★★★
豪華女優さんたちを、床続きの低い舞台で、目の前で!
オチを映画で事前に知っていたのが、まず残念でしたが。
50音順でしか並べられないような(しかもこの順序が偶然にして絶妙)
豪華8女優の競演に、即観劇決定。
舞台を中央に、普段ステージ奥になる部分にも普通の客席を配置した、
前後の囲み舞台(G2によるとバトルのリング)、しかも最前列での鑑賞。
すぐ目の前での女優さんたちに、釘付けです。
そして8人がほぼ均等の役割のウェイトになっている。
中ではマイコさんが初舞台とは思えぬ堂々として、メリハリのいい演技が良かったです。
牧瀬里穂さんは珍しく妖艶で、態度の悪いところもいい感じ。
荻野目慶子さんのいかにも大仰な芝居はコミカルで、好きです。
でも、全体としては公演開始直後だからか、何かちぐはぐな演技といった印象。
実際取っ組み合いや、叩き合いもありますが実際に叩いているわけでもなく、
いまひとつ上辺の演技に見えてしまう。
残念なのは、ラスト。
「溜め」も何もなく、ササッと終わった感じでした。
また、女優さんが舞台脇で待機しているのはいいけど、客から見えるので、
タオルとドリンク補給は白けてしまいます。
トマは「罠」で有名で「罠」は頻繁にやっていますが、
私は「罠」と「ダブル」と本作しか観ていないので、
トマの他の作品も是非観たいです!!