満足度★★★★★
爆音、怒号、煙、悲鳴、そして最後の光。
最初のシーンから、とにかく目と耳が釘付けになった。
突然のテロ行為に右往左往する警察官たち。見事な緊迫感と熱さで最初の掴みは大成功だと思う。
このままドキドキハラハラが続くのかな、と思いきや…
大阪行きを楽しみにしている女の子が出てくるシーンでは思わず止めていた息をついて、可愛らしい言動に和みっぱなし。
そしてまたシリアスなシーンへ。
緊張しっぱなしだと疲れるし、弛緩しっぱなしだと飽きる。
今回のアルケーテロス、緊張と弛緩の使い方が上手だと思います。
全体的にシリアスなお話ながらも、ほどよいタイミングで場を和ませ、観客を安心させる。
そしてそこからだれた感じを残さずに、また連続の緊迫場面へ。
計算しつくされているとしか思えない素晴らしい構成だと思う。
また、役者さん総勢12名という人数の多さでも、被っているキャラが一人もいないのはすごい。
説明がなくても誰がどんなポジションでどのような思いでその場にいるのかがよくわかる。
演技に幅がある役者さん、安定感のある役者さん、そしてまだたくさん伸び代がある役者さん…彼らが今後どのように成長していくのか、そしてこの激団のこれからの熱い活動にも、大いに期待したい。
2011/10/12 22:38
素晴らしい感想を頂きまして、心から感謝致します。
作品を通して、役者の演技を通して、お客様の心に何かひとつでも私達の想いがお届けできたならば、これ以上ない幸せでございます。
貴重なご意見は今後の活動の参考にさせていただきます!
『激団』の名に恥じぬよう、これからも精進して参りますので、どうぞ応援よろしくお願い致します。
激団リジョロ制作部