満足度★★
運営側のミスが目立つ
開場前、スタッフが整理券の順序を間違えて配布したらしく、1~50番の次に101番~200番を配布し、51~100番が最後に配られるなど、あり得ない失態を犯していた。原美のお客さんは上品だから大した混乱はなかったみたいだけど通常のイベントなら怒号が飛び交ってもおかしくないだろう。入場しても、2列目の席の大半が「関係者席」として押さえられてたのは不快だった。やむを得ず3列目に座ったけど、勾配があるわけではなく庭に椅子が置いてるだけなので、前の人の頭で半分くらい視界がさえぎられ、チャドさんが座り込んだり倒れたりのシーンは全く見ることができなかった。
また、事前にスタッフから、「観難い場合は立ってもらって結構です」と聞いていたが、後列にも着座で観覧している方がおり、とても立ってみることは不可能だった。また公演中に音響に時折「ブチ、ブチ」というノイズが混じるのも気になった。
役者の外人の声にどうも聞き覚えあるなーと思ったら、あのチャド・マレーンだった。びっくり。主役のすごいシリアスな役柄なのに、どうも蝶ネクタイ姿が頭にちらついてしまった。
つい先日「おたる鳥をよぶ準備」を終えたばかりの黒田さんのキレキレのダンスはさすがに素晴らしかったし、プロジェクションマッピングも物語に深みをもたらしていたけど、運営側の認識の甘さやミスが公演の足を引っ張っていたのがどうにもひっかかってしまった。