満足度★★★★
空気の肌触りの記録、そして混沌の普遍性作り手の日々の描写であり、作り手の事実が秀逸なお芝居によって描きだされ提示されていくのですが、その世界にはさらなる奥行きがあって。単純な、極めて個人的な記録にとどまらない、彼女が感じるその時間の肌触りにこそ強く捉えられました。役者も、一人の人格にとどまらず、時間の感覚や舞台の枠組みをしっかりと背負いきって。物語のコンテンツは観ていて単純に共感できるものではありませんでしたが、そこにある空気には抱えきれないほどのことが起こった時、人が直面し、あるいは陥る感覚の普遍を感じることができました。
ネタバレBOX
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2011/09/27 07:06
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