岡田利規 新作「ゴーストユース」 公演情報 桜美林大学パフォーミングアーツプログラム岡田利規 新作「ゴーストユース」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    岡田作品を経験するって
    日常のしゃべり方でダラダラ話すコトを
    表現として再現することを要求する
    岡田利規(チェルフィッチュ)の演劇を体現するには
    役者に相当な技術が必要とされるのだと実感。

    役者は舞台上である役を演じてはいるのだけど、
    演技をしてしまった瞬間に一気に駄目に見えてしまう。

    ネタバレBOX

    無意識にしゃべる行為を意識的に表現する技術。
    「一体何が言いたいんだそれは?」という感があるのだけど
    この脚本は、
    「三十五歳の主婦が二十歳だったときのことを回想」を
    「説明」するスタイルになっているので、
    そこに演技が入り込むと「説明台詞」の連続になって
    苦痛の連続を生んでしまう。
    まぁ実際は1人の台詞を複数の役者が入れ替わり話すので
    痛みは和らぐようになるにだけれど。

    半分以上の出演者が演技をしてしまっていて
    バラつきが生まれてしまったのが非常に残念ながら、
    演劇経験の初期段階に、岡田作品を経験するって
    物凄い貴重なコトだなと。


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    2007/12/01 10:16

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