めろす 公演情報 チェリーブロッサムハイスクール「めろす」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    メンバーのみのチェリーブロッサムハイスクールらしくない公演
    これははっきり言って好き嫌いに割れる舞台だ。
    これまでの全てを疑い、「何だかよくわからないもの」の為に演劇をつくってみようという、云わば実験的公演のようなもの。「正直に言うとやってきたことに少し飽きてきちゃったんです」との言葉通り、コメディとパフォーマンスをミックスしたような舞台だった。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX


    物語の筋は「走れメロス」だ。ここにちょっとばかり猥雑な肉付けをし、秘密クラブ・キャッスルなんて登場させたり、現代の世相を肉付けして劇団員がそれぞれ10役以上のキャラクターをこなす。この怒涛でスピーディーな展開に乗り遅れた観客は、ぽか~ん!!とお口を開けてついでに眠りこけることになる。笑

    役者全員がとにかく走る。走る。疾走する。そんなだから王様との約束と親友の命の為に、めろすはそれ以上に走るわけだ。民衆の家を土足で駆け抜け、集合体を蹴散らし、森を駆け抜け、はたまた人間どもを蹴散らして疾走する。ずっと走りっぱなしのめろす(野田)は自身がよれよれになってしまっているものだから、肝心の格闘シーンでは疲れてて、はぁはぁ状態!笑

    森の神・オリザは本当にオリザに似てるし、いつか見たオリザ人形にも似ちゃってるから、荒川はもしかしたらオリザの子供ではないかい?みたいな疑いも出てきちゃう。笑
    結局薬局、この舞台は役者の体力を消耗させる公演なのだが、このスピードについてゆく観客も案外、疲れるとも思う。
    楽しめたもの勝ちな舞台。コメディとしての口語は楽しめると思う。

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    2011/09/10 22:36

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