満足度★★★
井上ヴォルフガング初日
「ロマンスに出演して、演技をたくさん勉強しました」と
自画自賛している芳雄君は、目線や細かな仕草に微妙な
変化をつけ、演技派のように演じております。
モーツァルト!の魅力は若い主役の疾走感。
帝劇の大きな舞台で、中劇場の小さな微妙な演技をしている
芳雄君は、残念ながら勢いがなく
「もう今回で卒業かなぁ」と感じられました。
もっとも、今回は、オケの指揮が塩田氏から西野氏に代わったからか
やや楽曲のテンポが遅く、
重厚さを出そうとしているのでしょうか(上演時間も5分延びている)。
若さゆえの素直さ、不器用さが魅力の作品と
僕は感じているので、あまり綺麗にまとまるような作品には
しないでほしい。