満足度★★★★
観ごたえありの3時間
体を絞られた“みのすけさん”の熱演(役柄上、好演かな?)、贅沢な十人の女優さん達との関わりサブストーリーを織り交ぜながら、笑いあり、サスペンスありの、飽きさせない“あっと”いう間の3時間、劇団さんの総合力(底力)の高さを観せつけられました。
『男って奴は、誰にでも優しいんだよね~これが・・、「やさしさ」と「やらしさ」も紙一重で、相手次第で変わっちゃったりもするんだよね~これが・・、えっ私だけ(に)!?』・・1960年代は、そんな時代で、、今は、『男・女』 逆ちゃう?!
マネキンの様にポージングし固まった儘の役者さん(3体:失礼)を2人1組で舞台中央に担ぎ入れ、(切欠で)芝居をスタートさせる・・、大昔のNHK「ブー・フー・ウー」人形の子豚3匹をおもちゃ箱から取り出し紙芝居セットにセッティングして、着ぐるみ実写版に切替え物語をスタートさせる番組を思い出しました。“あな懐かしや~偶然にも1960年代”他、場面展開の中で照明・映像等を旨く使われたりで、とても面白かったです。強いて・・円形劇場ならではの何か?&“中越さん”「W」好演が印象に残っているだけに、(勿体ないキャスティング?)で若干物足りなさを感じました・・くらいかなぁ。
<帰路ろ>
帰りに、昨年観させて戴いた芝居の総合ランク1位作品「2番目、或いは3番目」のDVDをゲット。ついでにTUTAYAに行き“黒十”原作映画のモノクロレトロなDVDを手に取りましたが、悩んだ末、丁重に棚に返しました。(ん~ 限がない・・で、心を静めた次第・・)
<ハナモズクさんのコメント>
役者さん、脚本・演出も良かったです。繊細な男性、腹黒い女性、男女それぞれのプラス部分マイナス部分が旨く表現され、結果本質的に強いものを持っている女性が・・。寛大な心を持った女性が増え、繊細な心を持つ男性の全てを受け入れられる様になって行けば、本物のリーダーの器を持った男児が育つて来るのでは・・と思いました。